Webアプリケーション開発にTomcatを使用するには、まずTomcat(およびTomcatが依存するソフトウェア)をインストールする必要があります。必要な手順を以下のサブセクションで説明します。
JDK
Tomcat 11.0 は Java SE 17 以降での動作を想定して設計されています。
多くのプラットフォームに対応するJDK(またはそれらを見つけるためのリンク)は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlで入手できます。
Tomcat
Tomcatサーバーのバイナリダウンロードは、https://tomcat.dokyumento.jp/から入手できます。このマニュアルでは、Tomcat 11 の最新リリースを使用していることを前提としています。Tomcatのダウンロードとインストールの詳細な手順はこちらで入手できます。
このマニュアルの残りの部分では、シェルスクリプトの例は、Tomcatがインストールされているディレクトリへのパス名を含む環境変数CATALINA_HOME
を設定済みであることを前提としています。オプションとして、Tomcatが複数のインスタンス向けに設定されている場合、各インスタンスには独自のCATALINA_BASE
が設定されます。
Ant
Antビルドツールのバイナリダウンロードは、https://ant.dokyumento.jp/から入手できます。このマニュアルでは、Ant 1.8 以降を使用していることを前提としています。これらの手順は他のバージョンとも互換性があるかもしれませんが、テストはされていません。
Antをダウンロードしてインストールします。その後、お使いのオペレーティングシステムプラットフォームの標準的な手順に従って、Antディストリビューションのbin
ディレクトリをPATH
環境変数に追加します。これが完了すると、ant
シェルコマンドを直接実行できるようになります。
ソースコード管理
上記で説明した必須ツールに加えて、Git、Subversion、CVS、または他の多くの代替案のいずれかのようなソースコード管理システムをダウンロードしてインストールすることを強くお勧めします。ソースコードファイルをチェックアウトしたり、変更されたバージョンをチェックインしたりするために適切なクライアントツールが必要になります。また、選択するツールとホスティングオプションによっては、サーバーソフトウェアを入手してインストールしたり、クラウドプロバイダーとアカウントを契約したりする必要がある場合があります。
ソースコード管理アプリケーションのインストールと使用に関する詳細な手順は、このマニュアルの範囲外です。